レーザー照射の原理もシステム構成も独創的な「JPL工法®」
次世代の表面処理技術として、その性能のみならず地球環境や人への優しさを極めた「JPL工法®」。原理的に非接触なうえに熱影響も少ないことから、安全・清潔・静音を高いレベルで達成するとともに粉塵発生も低減。その「JPL工法®」のメリットを最大限に発揮させるシステムにも、作業の容易化、粉塵回収の仕組みををはじめとして、さまざまな工夫が凝らされています。
01「JPL工法®」の原理
超短時間で高出力の
レーザー照射と
独自システムによる
即座の集塵。
対象母材の表面に高ピークパワーパルス発振レーザーを照射すると、素材よりも吸収率の高い汚れの膜やその下の酸化物がエネルギーを吸収し下地面で反射されプラズマが発生します。そのプラズマ発生により、対象表面の汚染物は気化、粒子化された汚染物等は独自システムにより即時に回収されます。
短パルスレーザーを照射し【1】、表層の不純物に吸収され【2】、素地からの反射光でプラズマを発生し不純物が分解・発散する。作業環境維持のため、集塵【3】を推奨いたします。
- 素地は非有機物のため、ビームは吸収されない。
02作業領域や環境に応じた2タイプのシステム
手軽に持ち運べる「ローパワーシステム」と、
専用システム車を用意した「ハイパワーシステム」。
「JPL工法®」のシステムは、レーザー機本体、小型コンプレッサー、および独自の集塵システムなどから構成されます。家庭用の100V電源でも使用できる「ローパワーシステム」は、普通乗用車や新幹線などで持ち運びが可能で、足場の悪い現場や危険な現場にも柔軟に対応。また、「ハイパワーシステム」は、2タイプの専用システム車をご用意し機動性を向上させています。いずれも安全装置を内蔵するため、あらゆるシーンで安全に作業ができます。
032タイプのハイパワー専用システム車
ハイパワー専用
システム車により
全国どこでも
移動・展開ができます。
現場作業の機動性を向上するために、「ハイパワーシステム」の専用車は「ハイエース」と「2t車」の2タイプをラインナップ。全国どこでも移動でき、「JPL工法®」ならではの作業を展開可能です。また、コードに接続されたスキャナヘッドは、システム車から最長50m離れた施工箇所にまで対応可能なため、さまざまな施工現場で性能をフルに発揮できます。
- ハイエース
- 2t車
04自動化(ロボット化)と使用電源
自動化(ロボット化)AUTOMATION
アームロボット等ユーザーが求める環境に応じて可能性が広がります。
使用電源POWER SUPPLY USED
ハイパワーレーザーシステムは380V・25kVA以上、三相電源が必要です。(昇圧機使用時 200V)ローパワーレーザーシステムは家庭用の100Vでも使用可能です。